Vtuberの表情差分とは?概要・仕組み・お勧めの表情・制作方法を徹底解説!

どうも。Vtuberクリエイターの正吉です。

この記事では

  • Vtuberの表情差分とは何?
  • 表情差分の仕組みとは?
  • 表情差分どれを選べばよいか分からない
  • 表情差分の制作方法を知りたい

このような疑問や不安点にお答えいたします。

本記事の内容は以下の通りです。

  • Vtuberの表情差分とは?
  • 表情差分の仕組みを解説!
  • おすすめの表情差分
  • 表情差分の制作方法
  • 表情差分に関して知っておくべきこと

この記事を書いている私は、

イラスト関係の副業経験は5年ほどで、Vtuber制作は3年の経験があります。

制作実績としてVtuberを30体以上制作し納品しています。

上記経歴を持つ私が解説していきます。

Vtuberの表情差分とは?

man holding his chin facing laptop computer

Vtuberの「表情差分」とは、デフォルト(通常)の顔以外に、笑顔・怒り・悲しみ・驚きなど「異なる感情表現ができるように追加した別バージョンの表情」のことです。
これにより、配信者は場面ごとにモデルの表情を即座に切り替えられ、リアクションや演出の幅を増やして、視聴者とのコミュニケーションをより豊かにできます。

通常はLive2Dや3Dモデルの「目・口・眉」などのパーツを個別に変えることで、さまざまな感情差分を用意します。配信現場ではボタン一つで切り替えることが多く、必要に応じて「笑顔」「怒り」「悲しみ」「驚き」などの基本パターンを作成するのが一般的です。

表情差分の仕組みを解説!

photo of library shelves

パーツ分けと差分イラスト

 まず、目・口・眉などの顔パーツごとにレイヤー(部品)としてイラストを描きます。例えば「笑顔用の口」「怒り顔用の眉」など、感情ごとに必要なパーツ差分を用意します。

モデリング・パラメータ設定

 Live2D(2Dモデル)の場合、これらのパーツをソフトで組み合わせ、動く範囲やパラメータ(“笑顔の幅”、“眉の角度”など)を設定します。3Dモデルの場合は顔のメッシュ(ポリゴン)を変形させて表情を作ります。

切り替え・連動方法

 大きく分けて2つの方法で表情を変えられます。

フェイストラッキング

Webカメラやスマホで配信者本人の顔の動きを読み取り、モデルの表情にリアルタイム反映する。

手動切り替え

あらかじめ割り当てられたキーボードやボタン操作で、用意した特定の表情差分(例:泣き顔、照れ顔)にワンタッチで切り替える。

おすすめの表情3選

smiling woman wearing gray hoodie

笑顔

最も定番の表情変化です。

好みにもよりますが、赤らみも付けるとより笑顔が伝わりやすくなります。

笑顔がトラッキングでデフォルトでついていた場合笑顔は必要ございません。

その際は、後述のその他おすすめの表情も参照ください。

怒り顔

怒り顔も人気の表情の一つです。

怒りの表情も目と眉の変形だけでは伝わりにくいので、抵抗がなければ怒りマークなどを頭に付けることをお勧めします。

悲しい顔

悲しい顔も人気の表情です。

こちらも怒りの表情同様青ざめ、汗などを追加するとより困った様子が視聴者によく伝わります。

その他涙を目に浮かべることもお勧めです。

その他おすすめの表情

上記の表情(笑顔・怒り・悲しい)がベースの表情変化になりますが、クリエイターに依頼できる表情数などにまだ余裕がある際は、以下がお勧めです。

  • 驚きの表情
  • 目をキラキラさせた表情
  • 舌出しの表情

小物追加もオススメ

表情差分の仕組み上、表情変化だけでなくアイテムの表示非表示も切り替えることができます。

小物追加を希望する場合はクリエイターに依頼できるか事前に確認してみましょう。

例えば以下の小物追加などがございます。

  • メガネの着脱
  • 帽子の着脱
  • タバコを持つ
  • 小動物を肩に乗せる

衣装変化や髪色の変化なども仕組みは小物追加と同じなのでできなくはないですが、モデリングなどが複雑になるため追加料金がかかる場合があります。

そこも事前にクリエイターに確認しておきましょう。

表情差分の制作方法

white and blue paint brush on white paper

大きく分けて以下の工程を踏みます

モデリングソフトの工程(Live2dなど)

表情変化用のパラメーターを作成

分かりやすいようにパラメーター名を付けておきましょう(例:笑顔)

パラメーターは基本0から1で設定されているので、振り子のような動きをする場合以外の場合はそのままで大丈夫です。

モデリングにて表情変化のベースを制作

表情変化に応じて変形させるパーツをそれぞれモデリングにて変形させます。

この際、パラメーター1にした際に表情変化するようにします。

こうすることでパラメーター0では表情変化をせずに、1に切り替えることで表情変化させるベースを作ることができます。

トラッキングソフトの工程(VTube Studioなど)

トラッキングソフトにてキーを割り当てる

作成した表情変化ごとにキーを割り当てて、キーを入れたら表情変化するように設定します。

表情差分に関して知っておくべきこと

表情差分で表情変化をする際に、目元などは基本自由に変形させられますが、口の動きを付けるかは検討する必要があります。

結論から言うと私は、口の動きを付けるのをお勧めしておりません。

以下のメリットデメリットがあるのでよくよくご検討下さい。

メリット

口も変形させられる分、よりリアルな表情付けができる

デメリット

表情変化をしている際口が固定されてしまうので、口の開閉ができず、配信者が話しても口が動かないため不自然になる

まとめ

  • Vtuberの「表情差分」とは、デフォルト(通常)の顔以外に、笑顔・怒り・悲しみ・驚きなど「異なる感情表現ができるように追加した別バージョンの表情」
  • おすすめの表情は笑顔、怒り顔、悲しい顔の3つ
  • 表情変化のキー操作で小物の着脱なども可能
  • 表情変化の工程はモデリングを行った後に、トラッキングソフトでキーに対応させる
  • 口の開閉を阻害されるので、表情変化で口は変形させないほうが無難

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