どうも。Vtuberクリエーターの正吉です。
この記事では、
- 個人がVtuberになる流れが分からない
- 楽にVtuberの配信準備をしたい
- 個人で活動するのでうまくいかないことが不安
このような疑問や不安点にお答えいたします。
本記事の内容は以下の通りです。
- 個人がVtuberになるための流れ
- 個人がVtuberを丸投げで制作する方法
- 個人がVtuberになる際に気をつけること3つ
この記事を書いている私は、
イラスト関係の副業経験は5年ほどで、Vtuber制作は3年の経験があります。
制作実績としてVtuberを30体以上制作し納品しています。
上記経歴を持つ私が解説していきます。
個人がVtuberになるための流れ
以下の流れになります。
- ハードを準備する
- ソフトを準備する
- Vtuberを準備する
機材等を揃える
先ずは活動に必要な機材を揃えましょう。
ハードとソフトそれぞれ必要なものがありますので以下を確認しつつ揃えていきましょう。
ハードを準備する
パソコン(カメラ付き)
スマホで配信もできなくはないですが、以下の理由からパソコンの使用をお勧めします。
- PCは配信の自由度が圧倒的に高く、ゲーム実況やイラスト配信、複数ソフトの同時利用が可能。
- 高性能なグラフィックやLive2D/3Dアバターの動作、配信エンコードなど重い作業に対応できる。
- 配信機材やソフトが豊富で、画質・音質・演出面でもクオリティを上げやすい
また、当たり前ですが、配信をする際にカメラも必要になりますのでカメラ付きのものを選ぶと良いです。
デスクトップ型パソコンなどでカメラが内蔵されていない場合は、外付けのカメラを購入する必要があります。
配信に必要なスペックは?
配信活動に必要なPCの最低限のスペックと、快適に活動できるスペックをまとめました。
VTuber活動に必要なPCスペック
最低限の目安
- CPU:最新のCore i5またはRyzen 5以上
- GPU:RTX 4060 Ti以上
- メモリ:16GB以上(推奨は32GB)
- ストレージ:SSD 1TB以上
快適に活動したい場合の推奨スペック
- CPU:Core i7(12世代以降)またはRyzen 7以上
- GPU:RTX 4070以上
- メモリ:32GB以上(64GBが理想)
- ストレージ:SSD 2TB以上
ポイント
- 配信・3Dモデル・ゲームを同時に行うなら高性能PCが必要
- 有名VTuberはCore i9やRyzen 9、RTX 3080~4090、メモリ64GBなど非常に高スペック
- 予算は最低17~20万円程度が目安
ミドルスペック以上(Core i7/Ryzen 7+RTX 4060 Ti+32GBメモリ)が安心です。雑談配信だけならもう少し低スペックでも可能ですが、幅広い活動を考えるなら余裕を持ったスペックを選びましょう。
ソフトを準備する
準備しておくべきソフトについてご紹介いたします。
トラッキングソフト
何をするソフトなの?
我々の顔の動きなどをPCのカメラから読み取りVtuberに反映させるソフトになります。
おすすめはVTube studioです。
おすすめの理由
シェアが圧倒的に高くコストパフォーマンスもすこぶる良いです。
料金
基本的に無料です。
ただ無料ですと、配信画面左下にミニキャラが映るため、それを消したい際は1,520円のお金がかかります。(買い切り)
配信ソフト
何をするソフトなの?
ライブ配信・録画ソフトです。
PC画面やゲーム画面、ウェブカメラ映像、画像、テキストなど複数の素材(ソース)を自由に組み合わせて、YouTubeやTwitchなどでライブ配信したり、録画したりできます。
こちらはOBSというソフトのご使用をお勧めしております。
おすすめの理由
シェアが世界最大かつ、料金もかからないため圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。
私のお客様でもOBS以外を使われている方を見たことがございません。
Vtuberを準備する
ここからは制作方法について述べていきます。
制作方法は主に以下の3つになります。
- 既存のモデルを購入する
- 自身で制作する
- 制作を依頼する
既存のモデルを購入する
すでに完成したモデルを手に入れることができます。
メリット
オーダーメイドに比べて格安でモデルを作成できます。(無料で手に入るモデルもあります)
制作時間が0なのですぐに配信活動を行えます。
デメリット
汎用モデルなので個性がありません。そのため本格的にVtuber活動する場合は不向きです。
動きの幅がよくないモデルが多いです。
動きの微調整などを制作者に依頼ができません。
自身で制作する
ご自身で制作することも可能です。
詳しい制作方法はこちらをご覧ください。
Vtuber2dモデルの作り方【現役クリエーターが教えます】メリット
汎用モデルよりさらに安く制作ができます。(制作のためのソフトが数点必要なので多少の費用はかかります)
動きの微調整などを自分で行うことができます。
デメリット
制作手法を覚えて、実際制作するまでに時間がかかります。(早くても数ヶ月は必要になります)
制作を依頼する
オリジナルのモデル制作を依頼する方法です。
詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。
Vtuber2dモデルの依頼方法【現役クリエイターが教えます】メリット
クリエイターが製作するためハイクオリティなモデルを手に入れることができます。
細かい要望まで制作者に伝えてモデルに反映させることが可能です。
デメリット
初期費用が高くなります。
完成までに時間がかかります(数ヶ月ほどが多い)
個人がVtuberを丸投げで制作する方法
個人がVtuberを制作するには時間も労力もかかります。
Vtuberになってみたいが、制作は自分でしたくない。
多少お金をかけてもしっかりとしたクオリティのモデルが欲しい。
そんな方々はプロに依頼する選択肢もございます。
プロに依頼すればハイクオリティなモデルを手に入れることが可能です。
お金はかかりますが、自身で0から勉強し制作する時間を鑑みると合理的な選択かもしれません。
現在、国内にはVtuber制作を依頼できるプラットフォームが数多く存在します。
初めて依頼する方はどれを選んで良いか迷うこともあるでしょう。
そこで、ここではプロに依頼する場合のおすすめのプラットフォームをお伝えいたします。
依頼する際におすすめのプラットフォーム
早速、結論を申し上げるとプロへの依頼はココナラがオススメになります。
理由は、以下の3点です。
- ココナラは汎用型ではなく、オーダーメイドのモデル制作がメインのため自分の分身となるモデルを制作できる
- 国内最大級のプラットフォームのため、取引が多いため価格競争も働き、良いサービスを比較的低価格で依頼できる。
- 運営がしっかりと管理しているため、途中で返信が来ないなどのトラブルがなく安心して取引ができる。
参考までにココナラとその他国内主要プラットフォームの比較を以下に載せております。
ココナラ
国内最大級のスキルマーケット
価格帯:2万円〜20万円程
特徴:販売者と相対取引でオーダーメイドのモデルが作れる

nijima
Live2d公式マーケット
価格帯:汎用モデルは1万円未満、限定モデルは数万円から
特徴:汎用モデルで良いなら最も最安

BOOTH
同人グッズ販売サイト
価格帯:1,000円〜10万円程
特徴:汎用型モデルに加え、パーツ毎の購入も可能
もっと安くオーダーメイドモデルを作りたい方には、ご自身でモデルを制作することも可能です。
ご自身でモデル制作する場合は、イラスト制作アプリ(clip studio、Illustrator等)とモデリングアプリ(Live2d等)の月額費のみで制作できるのでかなり割安で制作することができます。
また、モデルの衣装チェンジや、モデリングの修正などの対応が自身で直ぐに行えることも利点の一つです。
ただデメリットとして、制作方法を学ぶのに時間がかかるのと、制作自体にも時間がかかってしまいます。
まとめますと、
ご自身の多少費用かかってもハイクオリティなモデルを手に入れたい方や、ご自身の時間を大切にしたい方などはココナラなどで依頼することをお勧めいたします。
私自身も制作を行っておりますので、気になる方はこちらをご覧くださいませ。
一方で、とにかく安く済ませたかったり、自身でモデルを微調整など行える様になりたい方はご自身で制作するのがお勧めとなります。
個人がVtuberになる際に気をつけること3つ
個人でのVtuber活動には不安はつきもの。
この章では個人で活動する際にハマりやすい注意点を3つにまとめました。
初期投資を適切に行う
キャラクターデザインや機材(高音質マイク・高解像度カメラ・照明)への投資は必須です。安価な機材では動画品質が低下し、企業VTuberとの差が目立つため、予算内で最良の機材を選びましょう。
身バレ対策の徹底
過去のSNSアカウント名や投稿内容を精査し、匿名性を確保。顔写真や個人情報が漏れると活動継続が困難になるため、専用アカウントを新規作成するなど入念に対策しましょう。
成果が出なくても配信活動を続けられる工夫を
配信を始めたところで、成果を出すのは簡単ではないです。
最初は問題なくとも次第にモチベーションが下がってくることも多いはず。
そのためにお勧めなのは、目標値をチャンネル登録者や再生数ではなく、視聴者数や収益の変動に左右されない「自己成長指標」を設定すること。(例:月間配信時間・新企画実施数・話術改善ポイント)
また、SNSで進捗を可視化し「#VTuber成長日記」等のハッシュタグで仲間と進捗共有するのもお勧めです。
どうしても停滞期が続く場合は「週1回10分配信」等の最低ラインルールを設け、習慣化のリズムを絶やさない工夫が必要となります。
まとめ
- 配信をする際はVtuberモデル、ハード(PC、カメラ)、ソフト(OBS、VTube studio)の準備が必要
- Vtuberモデルの制作には、汎用モデル購入、自己制作、クリエイターへのモデル制作依頼の3つの方法がある
- モデル制作依頼する際のおすすめプラットフォームはココナラ(私自身へのご依頼も承っております)
- 個人でVtuber制作をする際の注意点は、初期投資を適切に行う、身バレ対策の徹底、継続できる工夫
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